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証券化市場の動向調査 | 日本証券業協会

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Academic year: 2018

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(1)

−1− (単位:兆円<2009年度分は暫定数値>)

2. 9 5. 3

8. 2

9. 8

6. 8

3. 7 296

312 314

261

204

146

0 2 4 6 8 10 12

04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度

100 140 180 220 260 300 340

(兆円) (件)

発行金額 <左目盛>

発行件数 <右目盛>

2

2001100 年年55月月 3311 日日

日本本証証券券業業協協会会

全 国国 銀銀 行行 協協 会会

調

調

∼2009年度の発行動向∼

以下は、日本証券業協会及び全国銀行協会が毎月実施している「証券化市場の動向調査」(日 本証券業協会ホームページ<ht t p: / / www. j s da. or . j p/>参照)について、2009 年度(2009 年4 月∼2010年3月)の結果を取り纏めたものです。

図表データについては、別紙をご参照ください。また、参考として、「『証券化市場の動向調査』 における項目毎の記載割合」を取り纏めています。

1.証券化商品全体の発行動向

2009年度における証券化商品の発行動向をみると、金額、件数ともに、前年度を下回り、

調査開始( 2004年度)以来、最小となった(金額 2. 9兆円<前年度比▲22%>、件数 146件

<同▲ 28%>)(図表1)。

(図表1)証券化商品の発行金額・件数

(参考)普通社債の発行金額

2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度

(2)

−2−

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度

(兆円)

2.裏付資産別の発行動向

2009年度における証券化商品の発行金額(合計2. 9兆円<前年度比▲22%>)を「裏付資

産」別にみると、「RMBS」(2. 0兆円<同▲0%>)は、住宅金融支援機構発行分の増加 もあって、全体としては前年度並みの水準となったものの、「CMBS」(0. 1兆円<同▲65% >)及び「リース」(0. 2兆円<同▲31%>)が、引き続き減少したほか、「消費者ローン」 (0. 2 兆円<同▲72%>)が、前年度の大型案件による大幅な増加の反動もあって減少し、 「ショッピング・クレジット」(0. 3兆円<同▲7%>)も前年度比減少に転じている。

以上の結果、発行金額(合計 2. 9 兆円)の「裏付資産」別の構成比は、「RMBS」(2. 0

兆円<構成比2009年度68%←2008年度53%>)及び「ショッピング・クレジット」(0. 3兆 円<同11%←9%>)が増加し、「リース」(0. 2兆円<同6%←7%>)、「消費者ローン」 (0. 2兆円<同5%←15%>)及び「CMBS」(0. 1兆円<同5%←10%>)は減少した(図 表2)。

(図表2)証券化商品の「裏付資産」別発行金額

(参考)裏付資産の具体的な分類は、以下のとおり。

「RMBS(Res i dent i al Mor t gage Backed Secur i t i es)」 :住宅ローン債権、アパートローン債権

「CMBS(Commer c i al Mor t gage Bac ked Secur i t i es)」 :商業用不動産担保ローン債権、商業用不動産 「CDO(Col l at er al i z ed Debt Obl i gat i ons)」

:企業向け貸付債権、社債、CDS等

「リース」:リース料債権

「消費者ローン」:消費者ローン債権、カードローン債権

「ショッピング・クレジット」:ショッピング・クレジット債権、オートローン債権 「売掛金・商業手形」:売掛債権、手形債権

「その他」:事業キャッシュフロー、診療報酬債権等

その他

売掛金・商業手形

ショッピング・クレジット

消費者ローン

リース

CDO

CMBS

(3)

−3− 0

1 2 3 4 5 6

04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度

(兆円)

0 1 2 3 4 5 6

04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度

(兆円)

2.−(1)RMBSの発行動向

①オリジネーター別

RMBSの発行金額(1兆9, 603億円)を「オリジネーター」別にみると、「住宅金融 支援機構」が87%(1兆6, 960億円)を占めた(図表3)。

(図表3)RMBSの「オリジネーター」別発行金額

②発行形式別

RMBSの発行金額(1兆9, 603億円)を「発行形式」別にみると、「公社債」が87%

(1兆7, 100億円)を占めた(図表4)。

(図表4)RMBSの「発行形式」別発行金額 その他

ノンバンク

地域銀行

都市銀行・信託銀行

住宅金融支援機構

その他

公社債

(4)

−4− 0

1 2 3 4 5 6

04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度

(兆円)

0 1 2 3 4 5 6

04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度

(兆円)

③償還方法別

RMBSの発行金額(1兆9, 603億円)を「償還方法」別にみると、「パススルー償還」

が99%(1兆9, 397億円)を占めた(図表5)。

(図表5)RMBSの「償還方法」別発行金額

④予定/平均年限別

RMBSの発行金額(1兆9, 603億円)を「予定/平均年限」別にみると、「未記載」

が95%(1兆8, 606億円)を占めたが、記載のある中では、「7年以上」(589億円)が最

も多くなった(図表6)。

(図表6)RMBSの「予定/平均年限」別発行金額 未記載

分割償還

満期一括償還

パススルー償還

未記載

7年以上

5年以上7年未満

3年以上5年未満

1年以上3年未満

(5)

−5−

0. 2 0. 3 0. 4 0. 5 0. 6 0. 7 0. 8 0. 9 1. 0 1. 1 1. 2 1. 3

└ 0 4年度 ┘ └ 0 5年度 ┘ └ 0 6年度 ┘ └ 0 7年度 ┘ └ 0 8年度 ┘ └ 0 9年度 ┘

(%)

S種債※

月次債 ⑤発行時のスプレッド

住宅金融支援機構RMBSのローンチスプレッド(表面利率と条件決定時の国債利回 りとの差)をみると、2009年度においては、月次債、S種債ともに縮小傾向を辿った(図 表7)。

(図表7)住宅金融支援機構RMBSのローンチスプレッド

(6)

−6− 0. 0

0. 2 0. 4 0. 6 0. 8 1. 0 1. 2 1. 4 1. 6 1. 8 2. 0

04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度

(兆円)

0. 0 0. 2 0. 4 0. 6 0. 8 1. 0 1. 2 1. 4 1. 6 1. 8 2. 0

04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度

(兆円)

2.−(2)CMBSの発行動向

①オリジネーター別

CMBSの発行金額(1, 321億円)を「オリジネーター」別にみると、「未記載」が76%

(1, 000億円)を占めたが、記載のある中では、「損害保険」が296億円、「国内銀行」が

25億円であった(図表8)。

(図表8)CMBSの「オリジネーター」別発行金額

②発行形式別

CMBSの発行金額(1, 321億円)を「発行形式」別にみると、「信託受益権」が94%

(1, 247億円)を占めた(図表9)。

(図表9)CMBSの「発行形式」別発行金額 未記載

一般事業法人

損害保険

国内銀行

ノンバンク

外国銀行

証券会社

その他

公社債

(7)

−7− 0. 0

0. 2 0. 4 0. 6 0. 8 1. 0 1. 2 1. 4 1. 6 1. 8 2. 0

04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度

(兆円)

0. 0 0. 2 0. 4 0. 6 0. 8 1. 0 1. 2 1. 4 1. 6 1. 8 2. 0

04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度

(兆円)

③償還方法別

CMBSの発行金額(1, 321億円)を「償還方法」別にみると、「未記載」が67%(884

億円)を占めたが、記載のある中では、「パススルー償還」が392億円、「満期一括償還」 が45億円であった(図表10)。

(図表10)CMBSの「償還方法」別発行金額

④予定/平均年限別

CMBSの発行金額(1, 321億円)を「予定/平均年限」別にみると、「未記載」が89%

(1, 180億円)を占めたが、記載のある中では、「1年以上3年未満」が121億円、「3年

以上5年未満」が20億円であった(図表11)。

(図表11)CMBSの「予定/平均年限」別発行金額 未記載

分割償還

満期一括償還

パススルー償還

未記載

7年以上

5年以上7年未満

3年以上5年未満

1年以上3年未満

(8)

−8− 0

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度

(兆円)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度

(兆円)

3.発行形式別の発行動向

2009年度における証券化商品の発行金額(2. 9兆円)を「発行形式」別にみると、「公

社債」が 62%(1. 8兆円)を占め、次いで「信託受益権」が 33%(1. 0兆円)を占めた (図表12)。

(図表12)証券化商品の「発行形式」別発行金額

4.償還方法別の発行動向

2009年度における証券化商品の発行金額(2. 9兆円)を「償還方法」別にみると、「パ

ススルー償還」が72%(2. 1兆円)を占めた(図表13)。

(図表13)証券化商品の「償還方法」別発行金額 その他

公社債

信託受益権

未記載

分割償還

満期一括償還

(9)

−9− 0

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度

(兆円)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

04年度 05年度 06年度 07年度 08年度 09年度

(兆円)

5.予定/平均年限別の発行動向

2009 年度における証券化商品の発行金額(2. 9 兆円)を「予定/平均年限」別にみる

と、「未記載」が88%(2. 6兆円)を占めたが、記載のある中では、「1年以上3年未満」

(1, 411億円)が最も多くなった(図表14)。

(図表14)証券化商品の「予定/平均年限」別発行金額

6.格付別の発行動向

2009年度における証券化商品の発行金額(2. 9兆円)を「格付」別にみると、「AAA」

が90%(2. 6兆円)を占めた(図表15)。

(図表15)証券化商品の「格付」別発行金額

以 上 未記載

7年以上

5年以上7年未満

3年以上5年未満

1年以上3年未満

1年未満

未記載

短期格付

BB

BBB

AA

(10)

単位:%(件数ベース)

発行日 条件決定日

案件 (発行者)

オリジネー ター

アレン ジャー等

受託者 発行形式 裏付資産 発行金額

04年度 99.7 82.4 93.9 89.9 95.9 − 93.1 98.3 93.1 05年度 99.0 84.0 98.7 85.3 91.7 − 94.3 97.4 98.4 06年度 100.0 83.1 99.0 91.7 95.9 − 97.5 99.7 100.0 07年度 100.0 84.7 100.0 92.0 96.9 90.1 98.7 100.0 98.8 08年度 98.5 77.9 100.0 79.4 79.9 80.0 97.4 100.0 100.0 09年度 97.9 80.8 100.0 69.2 73.3 66.9 97.7 97.9 98.2

予定/平均 年限

法定最終 償還日

償還方法 格付 クーポン

クーポン タイプ

スプレッド 基準金利

04年度 70.5 90.0 83.1 84.5 6.0 1.8 8.7 12.1 05年度 59.5 97.3 78.4 98.9 8.3 3.3 6.7 13.1 06年度 52.2 98.9 70.2 99.2 8.7 52.2 6.9 18.1 07年度 48.1 97.7 68.3 99.3 9.1 91.2 8.8 24.9 08年度 43.4 99.4 85.0 98.2 12.3 90.6 9.4 22.9 09年度 21.9 97.7 84.9 95.4 11.0 97.7 8.2 11.0 0

10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

04年 度 05年 度 06年 度 07年 度 08年 度 09年 度

( % )

基 準 金 利

ス プ レ ッ ド ク ー ポ ン

予 定 / 平 均 年 限 条 件 決 定 日 償 還 方 法

オ リ ジ ネ ー タ ー

( * ) : 発 行 日 、 案 件 ( 発 行 者 ) 名 、         発 行 形 式 、 裏 付 資 産 、 発 行 金 額 、 格 付 、 法 定 最 終 償 還 日

そ の 他 ( * )

受 託 者 ア レ ン ジ ャ ー 等

そ の 他

ク ー ポ ン タ イ プ

参照

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